キューバ

キューバの真実-古都ハバナの街角から

Photograph: Marin Mizuno
Photograph: Marin Mizuno

キューバ選手のプロ野球への移籍。キューバとアメリカの国交正常化。昨年はミャンマーに沸いた日本国内で、キューバが紙面を賑わすことが多くなった。もうお気づきの方もいるかもしれないが、The Povertistでは今月初旬からキューバ在住のライターによる記事を掲載している。歴史の変わり目にあるキューバを内側からレポートすることで、イメージとは異なる、素顔のキューバを生々しく表現している。

古都ハバナは、「死ぬまでに一度は行ってみたい国」として挙げられることが多い。アメリカの古いクラシックカーが現役で走り、町中をカラフルな色に染め上げる。人々は街角で葉巻を吸い、笑顔で暮らしている。夕日は綺麗で、最後の楽園と形容してもよい。キューバにあこがれ、一度も足を踏み入れたことのない私のような人間は、イメージばかりが先行し、妄想は膨らむばかり。

キューバを舞台とする映画やゲバラを主人公とする映画も多い。ゲバラが故郷アルゼンチンからオートバイで南米諸国を旅した際に見た貧困と不平等。「モーターサイクル・ダイアリーズ」で描かれるゲバラの心境の変化と革命を決意するまでの変遷に心動かされた人も多いのではないだろうか。「チェ 28歳の革命」「チェ 39歳 別れの手紙」でゲバラの半生と、キューバ革命の意義を考えさせられた人も、私だけではないはず。

キューバが少しずつベールを脱ぎ、世界の人々の目の前に現れ始めている。開発援助を生業としている私たちからすれば、キューバの人々の生活、貧困、産業、社会政策など、知りたいという欲望は留まることを知らない。

ここでの連載はまだ始まったばかり。ファンの一人としてキューバの内側からのレポートを楽しみにしている。

 

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