ルワンダ

モンスター・ラボ、ルワンダ発のスタートアップ『ヘヘ・ラボ』とグローバルソーシング事業で提携

Monstar Lab

Webサービス・アプリ開発等のグローバルソーシング事業などを手がける”モンスター・ラボ“は、ルワンダ共和国の首都キガリ市に拠点を置く”HeHe Labs(ヘヘ・ラボ)“とパートナー契約を結びました。モンスターラボは、これまで企業が国内外の人材を国境・国籍を越えて活用するグローバルソーシングのIT領域におけるパイオニアになることを目指し、17カ国で約100社のIT企業とパートナー契約を結んできました。アフリカ企業とは初となる今回の提携を皮切りに、アフリカ市場への進出に挑戦します。

 

グロバールソーシング事業を手がけるモンスター・ラボ社とは?

グローバルソーシングとは、世界の最適な場所、最適なチームに、サービスを実現するための様々なプロセスをアウトソーシングすることです。IT領域の場合、対象プロセスは、ソフトウェア開発に留まらず、「企画」「UI/UX(ユーザーインターフェース/ユーザーエクスペリエンス)」「設計・開発」「グロースハック」「ローカライズ(現地化)」「マーケティング」など多岐にわたります。

モンスター・ラボは、国内130名、海外400名のエンジニア・クリエイター集団として、パートナー企業17カ国100社を抱えるWebサービス・アプリ開発等のグローバルソーシング事業「セカイラボ」を展開しています。また音楽サービス事業「モンスター・チャンネル」、モバイルゲーム事業を世界5カ国11拠点(東京・大阪・松江・成都・青島・上海・ハノイ・ダナン・シンガポール・サンフランシスコ・ダッカ)で展開しています。

 

今注目のアフリカ発のスタートアップ、『HeHe Labs』とは?

今回、モンスター・ラボと提携した”HeHe Labs(ヘヘ・ラボ)“は、東アフリカに位置するルワンダにおいて、2010年に設立されたソフトウェア開発企業です。主力事業のソフトウェア開発はルワンダだけではなく、ケニア・タンザニア・ウガンダなどの東アフリカ共同体にまたがって市場展開しています。

また若手の起業家を支援するインキュベーター・オフィスとして、現地で起業家を育成し、地域の発展を活性化させることに貢献する事業も行っています。その中でもルワンダ発配車・物流サービスのquick rideなどは成長を遂げているアフリカ発スタートアップとして広く知られています。またヘヘ・ラボの事業展開のあり方、展望などはCNN、アルジャジーラ、TIME誌などにも取り上げられています。

 

アフリカ若手起業家30人にも選出!創業者、イリバギザ氏とは?

創業者であるクラリッサ イリバギザ(Clarisse Iribagiza)氏は、Forbes誌でアフリカの若手起業家30人にも選出されるなど、地域を代表する優秀な女性若手起業家として評価されています。

2010年にヘヘ・ラボを設立し、ソフトウェア開発ビジネスに携わりました。現在は、経営をしつつインキュベーション・プログラムによってアフリカの若手起業家をサポートしながら、アフリカにおける将来の指導者を育成するために設立されたアフリカン・リーダーシップ大学にてMBAを取得しています。

 

なぜルワンダ?悲惨な過去から蘇ったアフリカの奇跡

ルワンダ共和国は1994年に国内でジェノサイドと呼ばれる紛争を経験しながらも、その後1999年には紛争前の水準まで経済状態を回復させ、治安回復・教育水準向上のスピードの速さから「アフリカの奇跡」と呼ばれています。1人当たりのGDPは2000年の200USドルから2014年の722USDと毎年平均で8.93%の成長を遂げており、また2000年からは政府主導でICT立国を進めています。

モンスター・ラボは、そのような状況化で出芽してきた、ヘヘ・ラボのような先進的な視野を持つ若い起業家によるアフリカ・ベンチャー企業と提携を結ぶことで、自社の価値を活かすことのできるアフリカ進出の足がかりとなりえます。またヘヘ・ラボにとっても経験値・規模感への課題を解決できるパートナーの取得とも言えます。

 

モンスター・ラボとヘヘ・ラボが目指す4つの目標

1) アフリカ企業および政府のICT関連の案件を、共同で受注!

ヘヘ・ラボはルワンダやアフリカの多数の企業・政府とのネットワークを持っています。ヘヘ・ラボのマネジメントチームと、モンスター・ラボが持つ中規模・大規模開発体制(エンジニアリソース)、グローバルソーシング及びソフトウェア開発の知見を掛け合わせることにより、アフリカでの企業及び政府のICT案件を受注を目指します。

2) アフリカに進出したい日本企業のローカライズ・マーケティングを支援!

モンスター・ラボのグローバルシーシングは、「人材リソースを提供できる国でのオフショア開発」だけではなく、企業の海外進出に伴うサービスのローカライゼーションをサポートできることが特徴です。ルワンダやアフリカ諸国で活用されるITサービスの開発、インキュベーションを行ってきたヘヘ・ラボと、モンスター・ラボが共同でローカライゼーションをサポートすることで、顧客のアフリカ進出をスムーズに行うことが可能となります。

3) モンスター・ラボのプロダクト・ソリューションをアフリカでの案件に提供!

エンジニア・リソースだけではなく、モンスター・ラボが既に開発しているプロダクト・ソリューションをヘヘ・ラボを通じてアフリカ内の企業・政府向け案件に提供します。

4) ヘヘ・ラボのプロダクト・ソリューションを日本含むアジア企業に提供!

同時に、ヘヘ・ラボの開発したプロダクトやソリューションをモンスター・ラボがネットワークを持つ日本企業及びML拠点展開国の顧客にも提案していきます。

モンスター・ラボはにとって、今回の提携は初のアフリカ企業との提携となります。モンスター・ラボは今後ルワンダを皮切りにアフリカ市場への進出を進めていきます。


記事提供元:モンスター・ラボ、アフリカ市場へ初進出  ルワンダ共和国のHeHe Labs(ヘヘ・ラボ)社と提携~ 過去13年のGDP成長率が平均8.93%に達する国で 更なるグローバルソーシングの発展を目指す ~(@press)

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