カンボジア, 日本, 東南アジア

スヴァイリエン唯一のホテル-ワイコホテル

カンボジアレポート 13-スヴァイリエン唯一のホテル

3月25日 SvayRieng (Cambodia)

ほとんど対向車とすれ違うことのない道を走ること約2時間。また小さな町が見えてきた。

町は閑散としていて、真ん中には広場がある。ここが今日の目的地スヴァイリエンだ。広場には不思議な銅像があって、そこを抜けると僕らの宿泊するホテルが見えてきた。スヴァイリエンで唯一のホテル、WAIKO HOTELである。

フロントには誰もいなく、呼びかけるとやっと奥からノソノソと出てきた。午後の一番暑い時間は昼寝の時間なのだろう。そこで鍵を貰い、荷物を部屋に置いてロビーに集合ということで、一旦解散となった。
昼間電気のついていないロビーは薄暗く、内装は古びた日本の病院のような感じだ。壁は白で、床は紺色のタイル。田舎町の小さなホテルということもあって、プノンペン市内で宿泊したホテルと比べるとかなり陰気な雰囲気である。

僕らの部屋は2階なのでタイル貼りの階段を上って行く。すると何かに引っかかって突然躓(つまづ)いた。後に続いて上ってくる人たちも連鎖するように躓いていく。まるでドリフのコントさながらの光景だ。もちろん皆ボケているわけではない。

よくよく見ると1箇所だけ段差の違うところがある。階段は普通、奥行きの方が長い。階段を作るときにタイルを置き間違ったのだろう。奥行きの方が短く、段差が高い部分が一段だけ紛れ込んでいるのである。日本ではこんなことはありえない。カンボジアだからだろうか。

そういうわけで、同じ歩幅で上り下りしていくと躓いたり、一段踏み外した感覚に襲われたり、転倒しそうになるのである。この階段には2日間の滞在期間中、参加者全員が悩まされ続けることとなった。
木の扉を開けて部屋へ入ると意外にも真っ白なベッドシーツが目に入ってきた。あの階段を見た僕は、正直なところ、「カンボジア人はシーツだって適当に敷いているのだろう」と思っていた。だから、とても意外だったのだ。

部屋へ入るとすぐに相部屋するユーさんが脱ぎだし、クロマーを持ってシャワー室に消えていった。荷物を置いたらロビーに集合だったはずなのに・・・。 「カンボジア人はすごく綺麗好きで1日に3回もシャワーや水浴びをするんだよ。」そう言いながらユーさんはシャワー室へ消えていった。

「あぁ、カンボジア人らしくのんびりしてるなぁ」と思いながら、僕は窓から人っ子一人いない町の広場を眺めたりしてユーさんを待っていた。

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