ベトナム

メコンデルタ最大の都市カントーにて「観光開発」を考える

ルウフウウオック公園

ベトナム・ホーチミンの南西約160kmに位置し、人口約156万人、メコンデルタ最大の都市カントー。自然豊かで朝5時頃から街の中心にあるルウフウフオック公園ではバドミントンやジョギングをしている人々で活気づく。朝6時から6時半頃にはバイクでの出勤ラッシュが始まり、7時から7時半には仕事を始める。

2019年5月22日より、JICA青年海外協力隊としてカントー市人民委員会傘下の観光開発センターに観光・マーケティングの職種で正式着任し、1ヶ月が経とうとしている。主な要請内容は現地調査、データ分析、課題とニーズの把握と改善案の提示、資料作成、セミナーや展示会の主催や実施協力、情報発信、お土産開発などである。配属先の組織がしっかりしており、この1ヶ月で11月にカントーで開催予定のVietnam International Tourism Mart (VITM) の協議会主催、Tourism Festival of Tau Loc Fruit Garden へのブース出展、カントーの旅行関連会社を集めたマレーシアへのファムトリップ企画準備を行い、プロのフォトグラファーと共にカントーの主要ホテルや観光地を周り、写真撮影とレポート作成を行っている。

カントー市人民委員会

国際協力や政府開発援助(ODA)というと、未だに発展途上国の、とりわけアフリカの井戸掘りや難民キャンプ支援、大規模なインフラ構築だけのイメージがあるかもしれないが、例えば建築やデザイン、ソーシャルワーカー、防災・災害対策など要請職種は多岐にわたる。

日本のODAとカントーの関係は深く、カントー橋は日本のODAにより2010年4月に完成した。現在、カントー大学ではJICAによる「カントー大学強化附帯プロジェクト」が実施されており、日本側大学と共に新規プログラムのカリキュラムの開発、モデル共同研究、人材育成強化が行われている。カントー市人民委員会のJICAや観光に対する期待は高い。今年、カントー国際空港はタイのバンコクとマレーシアのクアラルンプールを結ぶ国際線が就航した。それまで台湾の台北と旧正月期間のみフライトを就航させていたが、今後カントーと他国際都市を結ぶ便はより増えていくだろう。

カントー国際空港

私自身、欧州や米国の旅行系IT企業で営業やイベント企画運営、コミュニティマネジメントやマーケティングに関わり、国際色豊かな上司や同僚達と貴重な経験をさせて頂いた。仕事をしながら約30カ国ほど訪れた。その後、どうしても忘れられなかったメコン地域の観光開発、国際協力に携わる為、今の道を選んだ。今後、日々の業務内容を含め、この街の成長を発信していきたい。

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