カンボジア

パイリンと地雷とポルポト

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東南アジアレポート 25-パイリンと地雷とポルポト

2007年11月21日 Phnom Penh (Cambodia)

昨日のトゥクトゥク運転手の話。

「昔はバイクタクシーのドライバーだったけど、バイクを盗まれちゃったんだよ。だから雇われドライバーになって車を運転してたんだ。日本車だったよ。その時に働きながら語学学校へ通って英語勉強したんだ。大変だったけどね。そして働いてお金も貯まって、このトゥクトゥクを買った。1,000ドルだった。バイクは危ないからやっぱりトゥクトゥクの方がいいね。稼ぎは一日に5~10ドル。時には30ドルの時もあるんだよ。」

「バッタンバンに行くんだけど、地雷いっぱい埋まってるって聞いたよ。本当かな。」と聞いてみた。翌日、バッタンバンへ行くことが決まっていたので、彼にバッタンバンについて少し聞いてみたくなったのだ。

「ああ、僕の奥さんの実家がバッタンバンなんだ。バッタンバンはいいところだよ。遠いけどね。近くにパイリンという地区があって一回行ったことがあるんだ。そこはミン(地雷)の埋まってるすぐ横で人々が生活し、出入りも普通にしている。地雷原の中に家があるんだよ。だけど彼らは『何でもない』って言ってた。」

パイリンは10年前までポルポト派が拠点として最後まで勢力を持っていた地域だ。それ故、今でもポルポト派の幹部が普通に生活している。その中には最高幹部も生活していて、特別法廷の裁判を静かに待っている。

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