カンボジア, タイ, ラオス

タイとセックス、未成年と旅人がバンコク歓楽街カオサンロードへ消えていく

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東南アジアレポート 29-旅人の街バンコクカオサンロードとセックス

2007年11月24日 Bangkok (Thailand)

旅は突然始まり、ふいに終わりを迎える。数ヶ月前に思い立った今回の旅も、一晩考えた結果、そろそろ終わりにしようと思う。そして今、バンコク国際空港にいる。

昨夜遅くに東南アジア随一の旅人の街カオサンロードに到着した。この小さな町はカンボジアやラオスのどこの地域と比べても明らかに違った雰囲気をかもし出している。夜12時を回ってもキャミソール姿のタイ女性と白人、アジア人が手をつないで歩いていたり、多くの飲食店が開いている。夜も眠らない町だ。

どこか東京の歌舞伎町や日本の繁華街に似ていて、全く外国にいる感覚がなくなる。ニュージーランドへ行っても、日本にいても、世界のどこにいてもマクドナルドやケンタッキー、スターバックスで同じコーヒーを味わえるのと同じで、新宿にいても、カオサンロードにいても、同じような雰囲気を味わえる。どこか不思議な感覚で、そしてどこか物足りない寂しさに包まれた。

この旅の最初に、北京空港で会ったイギリス人ビジネスマンの話が脳裏をよぎる。「バンコクは君が行きたいような街じゃないよ。セックスしかすることがない街。俺は君の心が汚れてしまうのが心配だよ。」

今、彼の言葉がはっきり理解できる。ホテルの廊下で、懐かしい日本語が聞こえてきて振り返ると、未成年らし きタイ女性と日本人が手をつないで部屋へ消えていった。

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