ラオス

ビエンチャンでラオ航空を予約する

Hanging around the capital of Lao
Hanging around the capital of Lao

東南アジアレポート 8-ビエンチャンでラオ航空を予約する

2007年11月12日 Vientiane (Laos)

目を瞑ったと思ったら、もう朝だ。体が疲れているせいなのか。それとも単に無神経なだけなのか。この日もよく眠れた。日本にいるとどんなに寝てもまだ寝たりないと思うことがよくある。しかし、この頃はやけにサッパリした朝を迎えることができている。毎日8時間きっちり眠っていると、自分でもさすがに調子が良いのがわかる。大きな扇風機が天井に付いているものの、夜でも20度以上あるため、寝汗はたっぷりかく。それゆえ、朝一番に浴びるシャワーは格別に気持ちがよい。ここのゲストハウスは値段のわりに設備が充実していて、なによりも温水シャワーが使える。毎日水浴びをする羽目になると覚悟していたところに思わぬ贈り物を貰った気持ちである。

外へ出ると、やわらかな朝の日差しが降り注いでいる。雨季がちょうど明けたばかりのこの季節は、一年のうちでもっとも過ごしやすい。ゲストハウスから歩いて五分のところにある両替所で、一日の予算10ドルを両替する。1ドルあたり7700kipで交換してくれた。街で買い物をするときはラオスの通貨kipで払い、宿代などはドルで払うことにしていた。ただ、時々、買い物のときなどにもドルで払うと面白いこともある。というのも、kipで払うより、安くついたりすることがあるから。

Beer Lao
Beer Lao

この日は朝食後に飛行機の予約をしに行った。ビエンチャンからプノンペンへはラオ航空がサービスを提供している。ここで少し面白い事が起こった。

両替所から歩いて少し行くと、昨晩ガイドブックで調べたとおり、ラオ航空の本社があった。この旅はときどき人と会う約束をしている以外は、本当に自由なわけで、無計画が基本だった。そのため、空路でラオスからカンボジアへ入る事は少し前に思いつきで決めたことだった。本当なら、ラオスの農村を巡って、陸路でカンボジア入りしたいところだが、カンボジアで人を訪ねる約束をしている事情、「もしも」のことを考えて飛行機を選択せざるを得なかったわけである。そういうわけで、ラオ航空の窓口へ行き、航空券の予約をする運びとなったのだ。

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ところが、ここでまたしても事件である。ゲストハウス近くのこぢんまりとしたオフィスへ行き、自分の日程を伝えると、その日は空席がないとのこと。「15日の便で予約したい」と告げると、「満席だ」と言うのだ。仕方が無いので「16日でいいや」としぶしぶ伝えると「それもダメだ」と答える。17日の便なら空いているとのこと。このときは本当に困った。全ての旅程を変更せざるを得ない。人生初の無計画旅行に浮かれていた自分が情けない。後悔先に立たずである。

仕方がないので一旦予定を練り直すことにし、ベンチに座って15分程頭を抱え、ガイドブックと見詰め合った。どう考えても、この発展した街に1週間近くも留まっていたくはなかった。こうなれば、もうやけくそである。15分前に対応してくれたきれいなお姉さんのところではなく、いかにもベテランといった風貌のおばさんの前へ行く。これはある意味で究極の選択だった。世の男子100人中99人がきれいなお姉さんを選ぶに違いない。僕は残り1%の男子となった。

この勘が大当たりする。ただここでもひと悶着あった。そのおばちゃんに「さっき17日は空席あるらしいって聞いたけど」と告げると、まさかの答え「NO」である。この15分の間に空席がいきなり満席になっていた。ここで「それならば!」と閃いた。「じゃあ16日はどうだ」と聞く。きれいなお姉さんは「満席」と言っていたが、もしかしたら・・という希望を持っていた。答えは「空席あり」。運が味方した。

15分前も実は空席があったのだろう。だけれど、調べる人によって空席か満席かが変わってくる。この適当さが時にやっかいで、時に嬉しい。全てにおいてきっちりとこなす日本では絶対に味わえないやり取りができた。これもいい経験だ。

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その後、街中を日が暮れるまで歩き回り、この旅で数少ない「観光」をした。とは言っても、「有名」と言われるスポットを見て歩いただけで、中に入ったり、長時間そこに留まったりはしなかった。恥ずかしながら、それらの名前も実は知らなかったりする。僕にとっての観光とは、ただただ歩き回ることだ。初めての街へ来たときはいつもそうする。後ろから追いかけて来てクラクションをガンガン鳴らすTukTukにも笑顔で首を振る。向こうも「次は頼むぜ」って顔をして笑って返してくれる。こんなやり取りも含め、現地の人々と同じ目線で街を散策するのがこの上なく楽しい。こういう「観光」をするのが好きなものだから、今では、まったく知らない街へ行っても、2日目からは地図なしで歩けるようになっている。これも一つの特技だろうか。

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