キューバ

キューバのREAL

Photograph: Marin Mizuno
Photograph: Marin Mizuno

キューバ。

 

 

キューバという単語を聞いて、何を思い浮かべるだろうか。

 

葉巻。

カリブ海。

野球。

チェ・ゲバラ。

社会主義。

反米。

モヒート。

サルサ。

フィデル・カストロ。

キューバ危機。

 

これらの単語がまず連想されるのではないだろうか。

他には、「教育と医療が無償」「貧しいけれど、幸せに暮らしている」というような話を聞かれた方もおられるかと思う。

 

でも、これらは全て「なんとなく」のイメージでしかなく、実際のところはよくわからない、という方がほとんどではないだろうか。

 

社会主義経済とはなんなのだろうか。

本当に職種によらず給料は一定なのだろうか。

すぐ隣に位置する大国・アメリカに逆らってやっていけるのだろうか。

チェ・ゲバラとフィデル・カストロが成し遂げた事は何なのだろうか。

それは今にまでも生きているのだろうか。

本当に医療大国なのだろうか。

本当に人々は幸せなのだろうか。

それともそれは政府のプロパガンダで、実際の人々は、抑圧されているのだろうか。

一般の人々は、どんな生活を送っているのだろうか。

 

 

♪   ♪   ♪   ♪   ♪   ♪

 

 

キューバには、日本という“世界で最も整理された国”では起こりえない出来事や、有り得ない風景、機能し得ないからくり(?)が溢れています。

そしてそんなカオス(日本人から見れば)の中で、1,100万人のキューバ人が生きています。

 

観光旅行で、そんなカオスの断片を垣間みられたり、留学で一般キューバ家庭での生活を共有されたりした方もいらっしゃるでしょう。そんな方はご存知と思いますが、キューバ人は、自分の住む国の特殊性から、「外国人には自分達の本音はわからない」と心の奥底では思っている人が多く、彼らの心境やその複雑な社会の仕組みを理解することは容易ではありません(彼ら自身が理解不能というくらいですから!)。

 

そんな“未知の国”キューバのリアルに、4年間という短い期間ではありますが、可能な限り切り込んでみました。仕事・プライベートを通じて何百人ものキューバ人と知り合い、何十人かとは深く友情を育む中で感じてきたリアルな現実と、キューバのカオスの中で「日本企業のサラリーマンとして」任務の遂行を試みなければならなかった僕の体験談を、テーマごとに書いていけたらと思います。

Photograph: Marin Mizuno
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-このコラムについて-

対米関係で歴史的転換期にあるカリブ海の国、キューバ。ニュースや公式の記録には表れない庶民の本当の生活の様子を、企業の駐在員として4年間ハバナに駐在する筆者が、仕事を通じて得た政治・経済・学術的視点&スポーツや音楽を通じての一般キューバ人との交流で得た庶民的視点から、リアルタイムでお届けします。

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