ポバティストブリテン(Povertist Bulletin)

ポバティストブリテン(Povertist Bulletin)は、The Povertistが発行するオンラインジャーナルです。開発途上国における開発と貧困に関する最新の議論や解説をタイムリーに発信することを目的としています。一般的に伝統的なアカデミックジャーナルは出版までに査読を重ねるため、学術的には極めて洗練された論文を集めたものとなります。しかし、ドラフトから出版までに2~5年の歳月が経過することも多く、今まさに起こっている現在進行形の事象に対して影響を与える媒体とはなり得ません。開発途上国の開発課題や貧困問題は、日々刻々と状況が変わり、その影響が即座に住民へ転嫁されます。こうした状況を踏まえれば、開発途上国における実務や政策へ、研究者や実務家がタイムリーにインプットする媒体が果たす役割は大きいはずです。

Povertist Bulletinは、利便性と迅速性を最優先させるため、「査読なし」を推進していきます。オンラインジャーナル全盛期の今、情報の発信元が有益性を判断するのではなく、情報の受け取り手が有益性を見極める時代となりました。公開された情報に疑問があれば、別の研究者や実務家が別の見解を投稿する。そのような議論をリアルタイムで届けていきたいと考えています。詳細は編集方針をご覧ください。


社会保障改革を進めるアジア
Issue 16 / 2019 / pdf関連記事
開発途上国における社会保障政策は、その他の経済・社会政策と比較して後手に回りやすい分野である。社会保障制度は税と保険料を財源とするが、支払い能力の乏しい自営業・零細企業が大多数を占める環境では財源確保が難しい。


制裁は無意味な政治ゲームに過ぎないのか?
Issue 15 / 2019 / pdf関連記事
国際的な制裁の中にはあくまでも政治的動機に基づき、その法的根拠が怪しいものがある。政府の役割は人々の福利厚生・生活・希望を保障することである。


統合は万能薬か?難民出身教師が抱える困難
Issue 14 / 2019 / pdf関連記事
トルコに滞在している350万人のシリア難民の70%が今後もトルコに滞在する見込み。トルコに対し、シリア難民をトルコ社会に統合するためのさらなる努力を求める声も。


中央アジア地域におけるEUによる新戦略
Issue 13 / 2019 / pdf関連記事
欧州連合(EU)と中央アジアの代表がキルギスの首都ビシュケクにて集合し、欧州による中央アジア地域への今後の関与について新しいストラテジーが発表された。旧ソ連崩壊後に関与を始めた欧州諸国にとって中央アジアは近年体制転換を迎えており、新たな体制との新しいパートナーシップを構築する時期にある。


中央アジアにおける新たな風
Issue 12 / 2019 / pdf /関連記事
6月は中央アジアのカザフスタンで大統領選挙が行われ、新しい大統領が選出された。選挙の前後でカザフスタンの民衆の中で新しい動きがあり、今後の行く末が注目される。キルギスとタジキスタンでは、それぞれの首都でロシアと中国の二大大国が参加する大きな国際会合が開催された。


外的世界と絡み合う中央アジア
Issue 11 / 2019 / pdf関連記事
中国がホストした現代版シルクロード構想といえる「一帯一路(Belt and Road Initiative: BRI)」に関する国際会議には、中央アジアの多くの首脳が参加した。第二回目となる会議では、中国はこれまで通りまたはそれ以上に、中央アジアそしてユーラシア大陸、外縁の国々に対する影響力を保持していることを見せつた。BRIにおいては、中央アジアの巨大な鉄道インフラ開発プロジェクトが注目されている。


中央アジアを巡る政治、経済、文化
Issue 10 / 2019 / pdf関連記事
キルギスでは内政は安定しつつも、政局では前体制と現体制の間での摩擦が続いており、また第三勢力による動きが水面下で続いている。4月は韓国大統領による中央アジア諸国歴訪があった。自身が最近訪問したタジキスタンの現地の状況について紹介し、シルクロード文化遺産と日本との関係を紹介する。


転換期に向かう中央アジア
Issue 9 / 2019 / pdf関連記事
この一ヵ月の間に中央アジアでは、地殻変動ともいえる3つの大きな出来事が青天の霹靂の如く起こった。一番大きかったのは、カザフスタンで独立後史上初となる大統領の体制移行が行われたことだ。


中央アジアの「今」を読む
Issue 8 / 2019 / pdf関連記事
中国の西側に隣接する中央アジア地域は、地政学的には、旧ソ連時代からの歴史的経緯もありロシアの影響を受けてきた。しかし、近年は中国による影響がますます拡大しつつある。


ケニアにおける老齢年金とアフリカの高齢化
Issue 7 / 2017 / pdf / docx関連記事
ケニア初となる老齢年金プログラムが2018年1月から始まる。所得水準にかかわらず、70歳以上の全ての高齢者が年金受給対象となり、国民医療保険基金の保険料も政府が肩代わりする。これによって、ケニアの高齢者は所得保障だけでなく、保健サービスへのアクセスも保障されることとなる。アフリカ諸国ではこうした無拠出制年金の導入が検討されつつある。


開発途上国のインフォーマルセクター・経済・雇用の用語解説
Issue 6 / 2017 / pdf / docx / xlsx pptx / 関連記事
持続可能な開発目標(SDGs)は「誰も置き去りにしない」をスローガンに、これまで置き去りにされていた開発途上国のインフォーマル経済に脚光を当てた。新時代の到来はインフォーマルセクターからインフォーマル経済・インフォーマル雇用へ、アプローチの転換を求めている。本稿ではこれらの用語・概念を整理し、実務家が直感的に理解しやすい和訳・解釈で統一を試みる。


カンボジアの貧困問題の現状と見通し
Issue 5 / 2016 / pdf / 関連記事
世界銀行が発表したカンボジアのマクロ経済見通し(Economic Outlook)を参考に、最新のマクロ経済状況と貧困問題のポイントを要約する。


ミャンマーの貧困と不平等
Issue 4 / 2016 / pdf / docx / xlsx / 関連記事
経済成長著しいミャンマーの貧困分析。マクロ経済分析から貧困・不平等に関する各種指標を振り返り、限られたデータから実態把握を試みる。


開発途上国の社会保障の用語と援助潮流
Issue 3 / 2016 / pdf / docx / 関連記事
開発途上国の社会保障分野の研究・実務で使われる専門用語や援助潮流を解説する。


開発途上国の貧困問題の定義と統計分析入門
Issue 2 / 2016 / pdf / docx / 関連記事
開発途上国の実務の現場で使われる基本的な専門用語、分析手法、貧困指標を解説する。


ベトナムの貧困と不平等
Issue 1 / 2016 / pdf / docx / xlsx / 関連記事
経済成長を続けるベトナムの貧困分析。マクロ経済分析から貧困・不平等に関する各種指標を振り返り、限られたデータから実態把握を試みる。