キルギス

キルギス、セーフシティによる取り組み

Photograph: Etienne Combier

キルギスでは、2019年2月セーフシティ・プロジェクト(Safe City Project)が本格的に開始された。具体的には、首都ビシュケクや国内の重要幹線道路の主要な交差点に監視カメラを設置するというものだ。

交通当局によると、2月12日から28日の2週間で、設置された監視カメラ機材により18,600件の交通違反が記録された。現時点では、現場で取締りされなかった場合、交通違反を犯した運転手に対して罰金を貸すためのレターの発出はない。3月4日以降は、速やかに交通違反の罰金を支払った運転手に対しては、罰金の軽減措置が導入されるといわれている。

現地で交通安全を専門にするNGOによると、運転手のうち、約61%がシートベルトを着用しているとのこと。シートベルト違反も現在の取り締まり強化の対象である。当局によると2018年の統計は、5,995件の交通事故が発生し、支社は716名、けが人は9,160名と報告されている。

キルギスが現在進めるセーフ・シティの取り組みは、次の目的があると考えられる。1つ目は、従来より慢性化していた交通警察による市民への嫌がらせ(証拠なしに交通違反として運転手を止めて、不当に賄賂を要求する行為等)を防止すること、つまりは汚職対策である。監視カメラによる交通違反取り締まりは、証拠に基づく正当なものであり、市民を正当に処罰することを補助することになる。これは、交通警察による汚職を防ぐことにつながる。

実際は、正当な交通違反取締りによる罰金が増えることで、政府の収入源強化に繋がることを最も期待しているのではないだろうか。しかし、その場合に、正当に徴収した罰金が政府の金庫に正しく納入され、市民の行政サービスのために活用されることがキルギスの最も重要な課題である。

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