中国農業発展銀行(Agricultural Development Bank of China)が、2020年までに3兆元(約50兆円)の貸付を計画していると報じられた。中国政府が進める貧困削減イニシアティブの一環と見られている。資金の使途は、農村部のインフラ建設、穀物生産、貧しい人々の住民移転、観光、環境、教育など、多岐に渡るとされる。
アジア・大洋州
開発途上国の経済成長の影、伝統と発展のジレンマ
開発援助に携わる者が常に抱えるジレンマがある。開発と景観の両立だ。仕事上は多くの場合、経済合理性を追求することを求められることが多い。一方、開発途上国を訪れて「いいな」と思い、写真を撮るのはローカルの暮らしだったり、伝統だったりする。
伸びるタイとの二国間貿易、今年末には鉄道輸送も開始
タイ大使館の参議官によると、カンボジア-タイ両国間の昨年の年間貿易額が50億ドルに対し、今年第1四半期の累計は既に16億ドル、前年同期比15%伸長している。
世界銀行がフィジー事務所を開設
世界銀行グループがフィジーの首都スバに事務所をオープンした。フィジーの抱える島国特有の開発課題に対応するための拠点にするという。
世界銀行がカンボジアへ5年ぶりに融資再開、4案件130百万ドルを承認
世界銀行がカンボジアの貧困削減へ、本格支援再開。貧困層向け社会保障でユニバーサル・ヘルス・カバレッジ達成へ。国際開発協会(IDA)の低所得国向けの融資枠組みで、合計130百万ドル(約140億円)。
ラオス直行便の就航間近か、日・ラオス航空協定が発効
日本とラオスを結ぶ定期航空便の運営が可能となる。これまで、日本・ラオス間には直行便が無かったが、今回の協定によって直行便就航の現実味が一層増すこととなる。
持続可能な開発目標(SDGs)推進本部長に安倍首相、日本政府
日本政府が持続可能な開発目標(SDGs)推進本部を設置。SDGsは、いわゆる「縦割り行政」では対応しきれない分野横断的な課題への対応を目標に掲げている。今回の推進本部はこうした幅広い課題へ対応すべく設置されたもので、省庁横断的な総括機能を担うこととなる。
カンボジア、縫製工のための健康保険制度が開始予定
カンボジア全土で従事する縫製工は、2018年に国民社会保険基金(The National Social Security Fund: NSSF)から健康保険を受け取れることになる。
JICAがブータンで橋梁建設・維持管理能力強化へ技術協力
国際協力機構(JICA)は5月20日、ブータン政府との間で技術協力プロジェクトの実施へ向けた合意文書(Record of Discussions)へ署名した。現地報道によれば、JICAはブータンの行政およびエンジニアに対して、橋梁の建設・維持管理能力の強化に協力する。技術協力プロジェクトの実施期間は、2016年7月から3年の予定。その間、国内に点在する橋梁約300本の修繕を目指す。
国際金融公社、カンボジア中央銀行の支援を決定
国際金融公社(The International Finance Corporation: IFC)は、カンボジア中央銀行(NBC)との覚書に調印し、IFCの支援のもと、NBCがカンボジアの銀行運営、透明性確保、金融リスク管理、国民の信頼改善の向上に繋げるとクメールタイムズ紙が報じている。