カンボジア

ポチェントン国際空港へプノンペン到着、バスでタケオへ-詐欺タクシー?

A passenger wearing a mask in the bus
A passenger wearing a mask in the bus

東南アジアレポート 18-バスでプノンペンからタケオへ

2007年11月17日 Phnom Penh & Takeo (Cambodia)

プノンペンの喧騒は隣国ラオスの首都ビエンチャンとは全く比べ物にならない。都市全体が金儲けの渦の中に飲み込まれつつあるように感じる。2006年3月にここを訪れたとき以上に人々は慌しく走り回っていた。昨日の夕方にポチェントンの空港へ着き、そこから公共タクシーに7ドルで半強制的に乗せられ、高いホテルに連れて行かれた。高いとはいえ、日本人観光客がよく泊まるとのことで運転手が気を遣ってくれたようだった。つまり、4、5ドルのゲストハウスを探していた僕にとって10ドルのホテルは少し高かっただけのこと。日本人の中にも貧乏人がいることを彼は知らなかったようだ。頭痛もひどかったので、「ゲストハウスなんて知らないよ」と言い通す彼とそれ程議論する気にもなれず、また田舎から上京してきた田舎っぺには少々都会の喧騒も応えていたため、昨晩はそのままこのホテルに泊まり、午後9時を回るころにはすっかり夢の中にいた。

朝になって、昨夜の頭痛は嘘のようにどこかへいってしまった。やはり少し疲れていたのだろう。ホテルはプノンペンのど真ん中に位置し、一歩外へ出ると「俺のバイクに乗れよ」と四方八方から声がかかる。断っても断っても後ろから着いて来る。マーケットに入る振りをして逃げようとしても、やはり着いて来る。まるで自分が悪いことをして追われているかのような錯覚さえ覚える。慣れるまでは本当に疲れるやり取りだ。

そんな大都会の喧騒から逃れるために、カンボジア南部の田舎町タケオに向かうことにした。行く予定はさらさらなかったが、プノンペンの居心地があまりに悪かったため、急遽決定したのだった。高松のNGOが学校を建てたことがある地域だったため、名前だけは知っていたのだ。ただ、行き方などは全くわからなかった。ガイドブックにもほとんど情報が載っていない町なのだから無理もない。こういう時は、まずバスターミナルを見つけて、言葉も通じないけれど町の名 前を連呼するに限る。「タケオ、タケオ、タケオ!」受付のお姉さんは笑顔でチケットを出してくれた。

案の定、バスに乗り込むと外国人は一人もいない。観光都市へ向かっていないので当然のことだ。隣の乗客は物珍しそうに僕のほうを見て笑っている。なんだか 少し有名人の気持ちがわかるような気がした。また、バスの質も最悪で、ボロボロのシートに、壊れたエアコンが搭載されていた。道中、あまりの暑さにバスの天井にあるハッチが開けられた。外は30度をゆうに超えているため、車内は40度近くにもなる。ただ、ここで問題が一つ発生した。プノンペンを出ると道路 は未舗装になり、赤土のデコボコ道に変わる。そこをバスが猛スピードで駆け抜けるのだから土埃がひどい。ひどいなんていうものではない。開け放たれたハッチから容赦なく埃が車内に入ってくる。乗客は車内でマスクをつける。思わず笑ってしまった。これが日常なのだろう。

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