タイ

バンコクからコーンケンへ鉄道で行く列車の旅-駅弁編

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東南アジアレポート 4-バンコクからコーンケンへ

2007年11月10日 Khon Kaen (Thailand)

列車の窓から外に目をやると、華やかに近代化の進んだ首都バンコクが負の側面を覗かせる。巨大ビル群の陰に立つ2階建ての簡素な掘っ立て小屋群はその象徴的光 景だった。隣の家との間は10cm。どこが入り口かもわからないくらい密集したぼろぼろの小屋に住む人々もこの街にはいる。金持ちはその金を使ってもっと 金持ちになれるけれど、貧乏人は金を儲けるための資金さえない。その格差はより一層広がっていく。

列車の乗客のほぼ99%は地元民という完全アウェイな車内で、肌の色の違う外国人はかなり注目を集める。実際、しばらく周りの視線が気になって仕方がな かった。行き先のKhon Kaenが観光都市ではないことに加え、バンコクから8時間もかかるため、あまり行く人がいないのかもしれない。多くの人は途中下車していった。

この日の昼食は炒飯のような弁当。13時頃になると車掌が、「何かくわねぇかぁ?」ってお客の注文を集めに回って来る。周りのタイ人は好き好き注文し、遂 に僕の番。車掌の目に変な外国人が映る。彼はニコっと笑い、変な言葉で話しかけてくる。さっぱりわからない。仕方ないので英語で答える。車掌は同じ事を繰り返し聞いてくる。3度目くらいでやっとりかいできたのだけれど、彼は英語で「何が食いてんだ?25バーツだけど。」って言っていたらしい。タイ人の英語 はニュージーランドにいた頃に毎日聞いていたので、ある程度抗体があるつもりだった。だけれど、やっぱ本場は違う。全然英語に聞こえない。ともかく、ニ コッとしながら「ライス」と言ってその場をしのいだ。その1時間後に注文どおりそれが届いた時はいささか喜びに駆られたのを覚えている。

予定時刻より少し遅れたものの夕方には目的の駅に着いた。もしかすると、そこでちゃんと降りられたのも奇跡だったのかもしれない。というのも、当然アナウ ンス何どという代物はなく、車掌が次の駅名を言いに来るのだが、それもタイ式の発音なのでほとんど理解できないのである。他の乗客がたくさん降りていくので、ある程度大きな駅なのだろうと思って、下車したのは本当に運がよかったのかもしれない。

降りてすぐにしたことは翌日北部の街へ行く方法を聞くことだった。Khon Kaen駅には英語を話せる職員が常駐しているらしく、英語で質問することが出来、事なきを得た。そこで偶然会ったフランス人バックパッカーのオリビアと 同じゲストハウスへ向かい、その後はドイツ人バックパッカー2人とも会った。4人で夜市へ夕食を食べに行き、たった30バーツでお腹を膨らし、日記を書い てこの日は床についた。

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