タイ

バンコク発ラオス行き-バックパッカー鉄道列車の旅

At the Bangkok station
At the Bangkok station

東南アジアレポート 3-バンコク発、列車の旅

2007年11月10日 Bangkok (Thailand)

ようやくバンコクに到着したときには午前3時を回っていた。3、4時間のフライトの間に少しでも眠りたかったのだけれど、機内サービスのためにせわしなく動き回る乗務員はそれを許してくれなかった。

着陸態勢に入ったとの機内放送が流れ、きれいに整備された道路網とオレンジ色の街灯が眼下に広がった。東南アジア=貧しい地域という少し前まで成り立って いた方程式も、この街には当てはまらなさそうだ。近年、その接続のしやすさ故に、バンコクを訪れる邦人の数が増えていると聞く。だけれど、どう考えてもこ の大都会は東南アジアのどの都市よりも大きく発展を遂げているし、どこか「東南アジアらしさ」を失ってしまった街のように見える。昼間の街に出ると、東京 や大阪と同様、ビジネスマンが背広を着て忙しそうに動き回っているし、巨大ビル群や地下鉄の整備もほぼ完璧に行われている。だから、バンコクに着いて最初 にもった印象は、東南アジアへ来たという感覚よりも、日本の大都会に来たという感覚だ。バンコクだけを訪れて、東南アジアを知ったと思うのは少し間違いか もしれない。

当初の予定ではバンコクで1日ゆっくりしてから次の街へ行こうと思っていたけれど、あまりにバンコクの居心地が悪かったため、急遽予定を変更した。右も左 もわからない土地で、初日から予定を変更することに少しためらってもよかったのかもしれない。でも、貧しい地域に住む人々がどんな生活をしているのかを見 たかった僕にとって、この巨大なコンクリートの街に留まることは何の意味も持たなかった。

空港からバスと地下鉄を使い、駅に到着した。日本人と同じで、タイ人の多くは英語を話さない。だから行きたい場所を伝えるだけでもひと苦労というのは簡単 に想像できるかと思う。実際、場所の名前を言っても発音がタイ語っぽくないため、タイ人は理解してくれなかった。最後の手段でいつも地図を見せることにし ているが、その地図もたいていはローマ字表記なので、彼らは読めない。それでも何とか東北部の街Khon Kaen行きの切符を399バーツ(=13ドル)で買うことができ、無事に列車には乗った。エアコン付の2等席をとったものの、列車は日本が20年前に 使っていたような錆だらけの鉄の塊で、シートのすわり心地もそれ程よくはない。だけれど、予想していたより遥かによく、満足だった。

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