ブータン

ブータン-貧困撲滅まであと一歩

photo credit: World Bank
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成長著しい神秘の国ブータン。閉ざされた国。神秘の国。そういったイメージがある王国だが、意外にも、大国揃いの南アジア随一の貧困削減を達成した。世界銀行が纏めた貧困アセスメント2014によれば、一日あたり1.25ドル以下で生活する人々の割合はたったの4%まで激減。成長パターンは貧困層に有利に働き、目を見張るパフォーマンスを達成したようだ。

その一方で、不平等は高止まりをしているのが実態。世界銀行の分析によれば、絶対的貧困は改善したものの、富の配分は昔と変わらぬまま。また、かつての貧困層も「ほんの少しだけ」貧困線を越えただけで、小さな突発的なショック(自然災害、家族の病気による出費等)を受けただけで貧困に逆戻りする脆弱性を抱えている。

ブータンはこうした課題への取り組みを通じ、貧困レベルを低いまま持続することが、今後求められていくこととなる。

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