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ロバート・チェンバース(Robert Chambers)

 写真: 開発学研究所(IDS)。10月18日撮影 (2008年 THE POVERTIST / Ippei Tsuruga)
写真: 開発学研究所(IDS)。10月18日撮影 (2008年 THE POVERTIST / Ippei Tsuruga)

概要
ロバート・チェンバース(Robert Chambers)は、英国出身の人類学者。英国サセックス大学開発学研究所(IDS)の研究員として長年業績を積み重ね、その功績は世界中で知られている。中でも、参加型開発手法の第一人者としても知られ、彼が発明・普及した手法は現在の開発業界で欠かせない役割を担っている。
また、IDSの学生の間では彼を自らのおじいさんのように慕う者も多く、IDSでの生活を語る上で欠かせない存在となっている。さらに、「開発とは教えることではなく、現地から学ぶこと」という姿勢は、IDSの中に今でも根深く残り、研究員、学生の垣根をなくし、自由に議論できる空間を作っている(ロバート・チェンバースの本(参加型開発関連の書籍))

有名著書
彼の著作でもっとも有名なものは、Rural Development: Putting the Last First (邦訳:第三世界の農村開発)であり、彼の「一番貧しい人を最優先する」という姿勢は今も世界中で受け継がれている。また、IDSの学生もこれを受け継ぎ、私も大学院在籍中にはこの言葉を毎日のように思い出したものだった。

第三世界の農村開発 第三世界の農村開発
(1995/10/15)
ロバート チェンバース
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