Hiroyuki Konuma

タイ

エイズ寺の光景に衝撃

Photograph: Ippei Tsuruga

5月初旬、タイの首都バンコクから車で北へ2時間ほどの所にあるロップリー県の、プラバートナンプ寺を再訪した。「エイズ寺」の異名で知られるこのお寺は、身寄りや引き取り手のないエイズ患者を無料で受け入れている。

バングラデシュ

好況と21世紀のおしん

好況と21世紀のおしん

皆さんは「おしん」を覚えているだろうか。1980年代に平均視聴率が50%を超えたNHK朝の連続テレビ小説だ。明治時代の終わりごろ、山形県の貧しい9人家族の小作農家に生まれた娘の物語である。

バングラデシュ

バングラデシュのコメ作り

バングラデシュのコメ作り

3月にバングラデシュを旅行した。日本のNGOシェア・ザ・プラネットの筒井哲朗代表理事に同行して、同NGOが東部のジェナイダー県で展開している節水技術導入による持続型農業事業の視察をするのが主な目的だった。

タイ

スマートシティの前に

Photograph: Ippei Tsuruga

半月ほど前、バンコク一帯は大気汚染濃度が高くなり、小中高校、大学が2日間すべて休校になった。自分ではそれほど自覚はなかったが、街を歩くとみんながマスクをしていて、それが異様な光景に映り驚いた。

アジア・大洋州

夢を持てる労働環境を

Photograph: Ippei Tsuruga

いまアジアでは若者たちの転職や失業、そして低い賃金の問題がクローズアップされている。国連の2016年の統計によると、アジア太平洋地域の全就業人口の中で、若者(15-24歳)が失業する確率は大人(25歳以上)が失業する確率より3.8倍高いという結果が出ている。東南アジアではそれがさらに高く5.4倍というから驚く。不安定な派遣労働や臨時雇用の影響、低賃金や労働条件の悪化などの問題が要因になっていると思われるが、それにしてもわれわれ人類の将来を託す若者たちが置かれている現状に胸が痛む。

タイ

変革図る山岳少数民族

Photograph: Linda De Volder

タイ北部の洞窟に閉じ込められたサッカー少年らのニュースが世界中を駆け巡ってから、早いもので数カ月が過ぎた。その間にこの出来事は、いろいろな面で普段は知ることができないような話題を提供してくれた。

国際

一粒のコメ、持続可能な消費

一粒のコメ、持続可能な消費

「私が子供のころには、ご飯茶碗にコメ粒一つ残しただけで親から叱られたものですが、最近の親は子供にそうしたしつけをあまりしないんでしょうか」と親しい同年代の友人に言われ、自分にも同じような経験があるのを思い出した。「この一 […]

東南アジア

経済成長、進むスラム化

経済成長、進むスラム化

日本は過疎化が進み、農業後継者不足が大きな問題となって久しいが、同じような問題が今、東南アジアの各地で起きている。今、私が住むタイでは、1970年代からの急速な経済成長が新たな産業と貿易、経済活性化をもたらし、多くの雇用を生み出した。その底辺にいたのが貧しい農村から都市部へ職を求めて移動した港湾労働者や日雇い労働者たちだった。